日光「庚申山(こうしんざん)」栃木県日光市(地図を確認)10月上旬〜10月下旬無料庚申山(こうしんざん)の概要
足尾町の北西にそびえる標高1,982mのこの山、滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」 にも登場し、奇岩・怪石に覆われた神秘的な山です。
庚申講信仰の総本山としての歴史も持ち、秋の紅葉は県下随一です。
渡良瀬川の西岸に連なる足尾山地の一峰で、奇岩怪石が多く、国特別天然記念物のコウシンソウ(食虫植物)をはじめ多くの高山植物が生息する。日光山開山の祖、勝道上人によって開かれ、古くから信仰登山の山として知られる。猿田彦神社(庚申神社)があり庚申講の本山。滝澤馬琴『南総里見八犬伝』の猫退治の舞台となったことから有名となる。登山道口に国民宿舎かじか荘があり、シーズンにはここを拠点としてハイキング、登山、観光を楽しむ人も多い。
見頃の時期:10月上旬〜10月下旬
場所:庚申山
コウシンソウ(庚申草)は、タヌキモ科ムシトリスミレ属の食虫植物。日本固有種であり、学名はPinguicula ramosa
Miyoshi ex
Yatabe。国の植物レッドデータブックで絶滅危惧II類に指定されている。1890年に三好学により栃木県の庚申山で発見され、山の名前をとってコウシンソウと命名された。
現在知られている自生地は栃木県の庚申山、男体山、女峰山及び群馬県の袈裟丸山で、庚申山の自生地は国の特別天然記念物である。生育地はこれらの山の標高1200〜2200m付近の垂直な崖であり、環境は常に霧が流れて寒冷多湿。夏でも気温が25度を上回ることはない。