場所 | 那須高原「殺生石(せっしょうせき)/温泉神社(おんせんじんじゃ)」 |
住所 | 〒325-0301 栃木県那須郡那須町湯本182 |
見ごろの時期 | 9月下旬〜10月下旬 |
福島県との県境にある那須高原、那須湯本温泉にある。東北自動車道那須I.C.から那須湯本を目指して北上し坂道を登って温泉街を抜けたところにある。
温泉街に近づくあたりから硫黄の臭いがしてくる。
温泉神社の後方には有名な殺生石がある。神社境内から歩いて200m弱だが雪の日は止めた方が良い。殺生石そばにも駐車場がある。当社が温泉の神を祀った神社であることは明白だが、やはり、なんといっても「那須余一」と「殺生石」だろう。当社の御朱印帳には、この二つが用いられている。源平屋島の合戦のおり、船上の扇を見事射落した那須余一は当地方の武将。扇を射る時に、那須温泉大明神に祈ったらしい。
殺生石は、大陸から渡って来た八百歳の妖狐・九尾の狐。
鳥羽上皇の頃に「玉藻前」と名乗り、朝廷に出入りする。陰陽師・安倍泰成に、その正体を見破られ、那須野ヶ原へと逃げる。その後、三浦介、上総介によって退治されたが、妖狐は毒石となり、ガスを噴出して人畜に害を与えるようになった。源翁和尚によって、その恨みを封じられ、粉々に砕かれた。
神紋は、『栃木県神社誌』には卍紋とある。本殿の屋根には、中央に卍紋。左に巴。右の紋様が確認しずらかったが、たぶん、柊輪の中に沢瀉。大関氏の紋だろうか。
境内は雪に覆われ、参道は除雪されていたが、滑りながらの参拝だった。芭蕉も当社に参拝し、殺生石を見たらしい。
茶臼嶽頂上には、当社奥宮が鎮座しているが冬季は閉山されて登れない。
A「那須IC」東北自動車道
B「茶臼岳」アクセス:東北自動車道「那須IC」より車で43分 那須高原:茶臼岳周辺
C「板室温泉」アクセス:東北自動車道「那須IC」より車で45分 那須高原:板室温泉周辺
那須ICから茶臼岳までの道程では多くの紅葉ポイントがあります。